クリーンエネルギーは、誰もが望んでいることです。水素は、二酸化炭素排出しない主要なクリーンエネルギーの一つとしての、近い将来、我々の生活の主要な役割を担う可能性があります。
水素が次世代エネルギーとして注目されています。水素はあらゆる物質のなかで最も軽く、単位重量あたりの発熱量はガソリンの2.7倍です。燃やしても空気中の酸素と反応して水が生じるだけでCO2を出さず環境に優しいのが特徴です。 水素がいま注目されているのは、その用途が広がりを見せているからです。昨年末のトヨタ自動車に続き、ホンダも2015年度中にFCVを発売する計画で、三菱重工業や川崎重工業などは水素発電技術の開発を進めています。 記事によれば、日本国内では、現状のままでは2020年には水素供給が不足してしまうようです。したがって、水素の安定供給の確保が、大変重要です。 そこで打開策と期待されているのが海外で水素をつくって日本に運ぶ方法です。 オーストラリア南東部では、褐炭と呼ぶ低品質で安価な石炭をガス化し、水素を大量生産して日本に運ぶプロジェクトが進行中です。川崎重工が主体となり、20年の試験稼働をめざしています。水素の供給量確保に加え、もう一つの課題である水素の販売価格の引き下げも狙っています。「25年には水素の卸価格は現在の半値(1立方メートルあたり30円程度)にしたい」と同社の西村元彦水素プロジェクト部長は意気込んでいます。 新たな視点での水素製造の取り組みも出てきました。文字通りクリーンな水素(CO2フリー水素)をつくる動きです。 東芝は川崎市と連携し、15年度から再生可能エネルギーを使って水素をつくる実証実験を始めます。太陽光発電の電気を蓄電池にため、必要な時に電気で水を分解して水素をつくります。水素は燃料電池に供給され、電気や温水ができるということです。 さらに、水処理国内最大手のメタウォーターは下水汚泥からつくったバイオガスを改質して水素を得て、燃料電池に供給するプラントづくりを進めとのことです。 Ref: http://www.nikkei.com/article/DGXLZO84901940W5A320C1TJN000/
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