日本から素晴らしいニュースが入ってきました。大手自動車メーカーのホンダが、長年の苦労の末、いよいよ夢の実現に向けて最終段階のようです。
本日付の The Nikkei Asian Review紙によれば、数十年の苦労の末にいよいよ商業化に向け、初めての機体受け渡しが、今年中に見込めるところまで来ました。 これまで自動車メーカーが航空機産業に参入することはタブーとされてきたものを打ち破り、多くの新しい技術を備えたHondaJetを、ホンダは開発してきました。 米国の現地法人であるHonda Aircraft社の社長である藤野氏は、キャビンスペース、そしてリスポンスの良さ、加速と上昇能力の高さは、軽量化された機体と、パワフルなエンジンのおかげだと話します。 様々な特徴を持つHondaJetですが、最も特徴的なのはエンジンの配置です。多くのビジネス用機体は、機体胴体部後方にエンジンがありますが、HondaJetは2つのエンジンを主翼に載せています。これによりキャビンスペースがより広くなるだけでなく、最高速度を早め、燃料効率も向上させます。 しかし、主翼にエンジンを載せるのは容易ではありませんでした。様々な要素を加味しながら、最終的には空気抵抗を最小限に抑えた場所を見つけることが出来ました。 その他の特徴としては、空気抵抗を低減させる主翼のデザインと胴体の軽量化のために炭素繊維強化プラスチックを使用していることです。 機体の軽量化と性能を高めるために、ホンダは、機体胴体に炭素繊維複合材料2種類を用いました。 航空機の構造に独自の技術を採用することに加えて、ホンダは、機体を塗装する際にもユニークな製造プロセスも使用しています。その理由は、塗装の質を改善すれば、売り上げも改善するからだそうです。 HondaJetは現在、今年後半の顧客への納入を目指して、米国連邦航空局による最終チェックを受けています。米連邦航空局のパイロットは4つのテスト機体を使用して、最終的な試験飛行を行っています。 コンセプトが現実になるまで、ホンダは長い三十年の旅しています。グリーンズボロ工場はすでに、年間80機のペースで機体を組立するための(準備)作業を開始しました。いよいよホンダの長年の夢は実現しようとしています。 http://asia.nikkei.com/Tech-Science/Tech/Carmaker-shatters-tech-taboos-to-give-dream-wings
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