同社では、学生向けの住まいで世界中から人気が急上昇しているオーストラリアで、新たな成長戦略としてこの分野のエキスパートであるBede Moore氏を迎い入れ、同氏にオーストラリア市場の管理を任せているということです。
オーストラリアのStudent.comの収入は、過去12カ月で2倍となり、昨年度の売上は、総額1億1,000万豪ドルとなりました。
同社の設立者で、起業家のLuke Nolan氏は、「オーストラリアは、学生向けの住まいでは世界中で最も大きく成長している。しかし、非常に需要が大きいが、まだ十分に住まいが供給できていない。」と述べています。
また、「オーストラリアにおけるすべての主要都市では、学生用に建てられた1ベットルームの数が、学生10人に対して1部屋以下という現状となっており、すでにこのビジネスが確立されている他国の主要都市と比べて少ない状況となっている。」と述べています。
学生用の住まい市場では、オーストラリアは海外に遅れを取っており、海外では過去24カ月で149億豪ドルの投資が行われ、急成長しています。
オーストラリアでは、開発用地が一般住宅用に確保されてしまっている状況で、この分野での投資が遅れていますが、学生に住まいを提供しているIglu、Urbanest、Scape Livingなどのいくつかの会社では、この市場で良いスタートを切っているということです。
Student.comでは、学生用の住まいをオンラインで掲載し、学生は第一言語を使って予約をすることが出来ます。また、個人の提供者からのサービスアパートメントも掲載しています。
このサービスは、利用する学生は無料で、住まいを提供する人が利用料金を支払う仕組みのようです。
http://www.afr.com/real-estate/studentcom-sees-australias-student-accommodation-sector-as-next-big-thing-20161020-gs6w6w
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http://www.j-abc.com/blog/-international-company-sees-australias-student-accommodation-sector-as-next-big-thing