朝日新聞によれば、早期発見が難しい膵(すい)がんについて、人工知能(AI)に機械学習させてつくった判別モデルで患者を高い精度で見分ける手法を、京都大と医療機器メーカーのアークレイなどの研究チームが開発しました。今後、さらに検証を進め、新たな検査法として国への承認申請をめざすようです。
膵がんは国内では年約4万4千人(2020年、国立がん研究センター調べ)が診断され、臓器別のがん死者数では男性で4位、女性で3位を占める。約半数ががんが最も進行したステージ4で見つかる。 早期に見つけられれば生存率は高いが、初期の膵がんは無症状が多く、有効な診断方法がないのが課題となっている。 研究チームは、遺伝子の働きを制御する、リボ核酸(RNA)のごく短い断片である「マイクロRNA」に注目。血液中にある2500超の種類のうち量が多い100種類と、従来ある腫瘍(しゅよう)マーカーを、京大病院など17施設の92人の膵がん患者と93人の健康な人からデータを集め、AIに機械学習させて判別モデルをつくり、別の患者ら240人で有効か検証してみた。 その結果、腫瘍マーカーだけなら、進行度が低いステージ1の患者で陽性は29%だけだったが、新たな手法では83%まで高まった。ごく初期でがんを見つけるのが難しいステージ0では、0%から新たな手法では50%まで上がるなど、進行度が低いがんを診断するのに有効なことが確認できた。新手法ではステージ2以上は93~97%となり、全体では90%という好成績だった。 https://digital.asahi.com/articles/DA3S16020921.html
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