本日付のThe Australian Financial Review紙によれば、シドニーとブリスベンにおいて住宅購入価格の差が発生しており、(シドニーでの価格高騰により)投資家や開発業者などがブリスベンでの物件購入を進めているようです。
シドニーでホスピタリティー関連で働くChris Theodosi氏は、ブリスベンへの最初の訪問で、ブリスベンのベイサイドであるWynamm West地区の3ベットルームの物件を、49万4000豪ドルで購入したようです。 同氏は、「ブリスベンは物件購入をするタイミングとしては、良いポジションにあると思う。今後5年間で、他の都市(シドニー、メルボルン)に物件価格が近づくと思っているので、購入を決めた。」と話しています。 また同氏は、「以前に、ブリスベンで興味ある物件がいくつかあったが、物件購入エージェントに問い合わせをしたが、すでに購入済みの物件だった。私は、他の人々もシドニーとブリスベンの価格ギャップを気にしていると思う。シドニーは、購入価格が高騰したため、我々にとっては投資物件として手が届かない。」と話しています。 Stockland社やMirvac社のような大手開発業者も、シドニーの住宅購入者がブリスベンのマンションを購入し始めていると認識をしており、また、開発業者であるTim Gurner社は、(同社のブリスベンにおける開発物件について)投資家の約40%は、シドニーからのお客様と話しているようです。 RE/MAX Advantage社のTandi Gill氏は、(ブリスベンでの)およそ70%の投資家は、価格が40万豪ドルから60万豪ドルの物件を購入しているとのことです。 ただBIS Shrapnel社の最近の報告書(QBE LMI Australian Housing Outlook report)によれば、今後、ブリスベンは高層マンションの供給過剰に陥る可能性が指摘されています。しかし、RE/MAX Advantage社によれば、ブリスベンのベイサイドではこのような問題は見られないとのことです。ブリスベンのベイサイドエリアでは、高層マンションの建設が急激に進んでいるということはなく、またベイサイドエリアの区域では、(建築規制緩和などが行われていないので)このような問題を引き起こすことが見込まれないのが理由のようです。 http://www.afr.com/real-estate/the-real-sydney-buyers-heading-to-brisbane-20151002-gjzqnn この記事を英語で読みたい方は、こちらをご参照ください。: http://www.j-abc.com/blog/-sydney-home-buyers-heading-to-brisbane
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