本日付の朝日新聞によれば、国内最大の家電・情報技術の見本市「シーテック ジャパン」に今年、近畿日本ツーリストや楽天が初めて参加しました。あらゆるモノがインターネットにつながる「IoT(Internet of Things)」の広がりで幅広い業種が加わり、電機メーカーもIoTを使った家電を前面に打ち出しています。
千葉市の幕張メッセで7日開幕した会場中央のブースの一角に、壁一面のデジタルサイネージ(電子看板)がありました。 近畿日本ツーリストが出しためがね型の端末「スマートグラス」は、訪れた人たちが試しています。端末をかけると、目の前に古い街並みが映し出され、現在の風景と重ね合わせて楽しむ「次世代型の旅行」の提案とのことです。 これらは、「IoT」の進化でモノがネットにつながった実例で、ネット上にあるデータをスマホやめがね型端末に表示できるというものです。 初出展した楽天のブースでは、表示された銀ダラの西京漬けの画像をスマートフォンを使ってクリックすると「賞味期限間近で破格!」という売り文句が出てきます。スマホとサイネージはネットでつながっていて、スマホで「看板」を操作し、買い物もできるとのことです。 見本市に出展を続けてきた電機メーカーも、IoT家電を主役に据えています。「ともだち家電」を掲げるシャープは、「冷蔵庫にある食材でご飯をつくりたい」などと話しかけると、画面にレシピが表示される電子レンジを出品しました。裏ではネット上のプログラムから、冷蔵庫にある食材のデータを元に見つけたレシピを送っているとのことです。 パナソニックの場合は、ベッドルームにある鏡が、眠っているときの心拍数などのデータからその日の体調を判断して、おすすめの料理や化粧の仕方を鏡に映し出したりするとのことです。台所のIH調理台の隣にあるディスプレーでも、料理のレシピを表示できるようです。 電子部品各社も、こうした製品に欠かせない通信部品に商機があると、独自の技術を披露しました。 http://digital.asahi.com/articles/ASHB864YGHB8UEHF01J.html この記事を英語で読みたい方は、こちらをご参照ください。: http://www.j-abc.com/blog/-iot-makes-a-splash-at-japans-premier-technology-fair
0 Comments
Leave a Reply. |
ニュースレター
配信登録 著者木名瀬 晴彦 アーカイブ
January 2021
カテゴリー
All
|
Getting Around
|