最近のThe Australian Financial Review紙によれば、シドニーとメルボルンでの住宅オークションや新築マンションの売り上げが好調で、オーストラリアの住宅市場では、先週末も活気があったようです。
最近発表された住宅価格データによれば、5月は住宅価格が好調で、それに伴いシドニーでの住宅オークションの成約率も1週間前の73.2%から76.7%に上昇したようです。メルボルンは、71.4%と1週間前とほぼ同じ水準でした。 シドニーとメルボルンでの住宅オークション成約率は、今年の2月以降、70%付近で推移しており、市場に出る物件数によって、販売価格に拍車をかけました。 具体的には、1週間前にオークションにかけられた物件数は2,480でしたが、先週末の物件数は1,953と減少しています。 最近の住宅価格データによれば、5月は住宅価格が上昇し、シドニーでは3.1%の上昇となり、2016年5月までの1年間で、住宅価格が2桁の10%上昇となりました。昨年の12月までの1年間での住宅価格の上昇は7.4%でしたので、最近、住宅価格がさらに上昇していることが分かります。 主な要因としては、低金利、選挙前の駆け込み需要、そして販売されている物件数の減少が挙げられます。 SQM Research社のマネージングダイレクターであるLouis Christopher氏は、「現在の状況は、昨年のような住宅ブームということではない。」と述べています。 また同氏は、今年末までの1年間における住宅価格の上昇率に関しては、シドニーが9%まで、メルボルンは13%を上限に上昇すると予想しています。 住宅を初めて購入する人々や、子供が成長し家を出たことで小さめの住宅へ引っ越すことを希望している人々は、シドニーやブリスベンンで住宅物件購入に向けて忙しい日々を過ごしています。 ブリスベンとアデレードの住宅オークション成約率については、どちらの都市も、上昇しています。ブリスベンは1週間前の55%から67%へ、アデレードも1週間前の42%から53%に上昇しています。 http://www.afr.com/real-estate/strong-housing-market-hold-ground-again-20160605-gpbw1l この記事を英語で読みたい方は、こちらをご参照ください: http://www.j-abc.com/blog/-strong-housing-market-holds-ground-again-in-australia
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