朝日新聞によれば、「ママチャリ」と呼ばれる実用的な自転車のように乗り降りしやすいスポーツ用自転車、「ロードバイク」を兵庫県姫路市の自転車製造・販売会社「コウメイ」が開発しました。ハンドルとサドルを結ぶフレーム「トップチューブ」をなくしたため、足を高く上げずに乗れるのが特徴です。タイヤなどは本格的な機材なのでロードバイクらしい軽快な走りを楽しめるとのことです。
ママチャリとロードバイクを融合したので「ママチャリロード」と名づけた。同社によると、ロードバイクはダイエットや健康によいと高齢者の間でも人気が高まり、購入希望者が増えているという。しかし、トップチューブがあると乗り降りする時に片足を大きく上げる必要があるため、「転倒して骨折するかもしれない」と二の足を踏む高齢者が多いという。 高齢者や女性にも気軽にロードバイクに乗ってもらおうと、半年前に開発を開始。トップチューブがない分の強度不足を補うため、一般のロードバイクの約1・5倍太いアルミパイプをフレームの一部に使った。重さは約13キロで、スポーツ用に適した軽量化を実現した。社長の有元浩明さん(53)は「軽量化と強度、重さのバランスをとるのが難しかった」。 7月に試作車が完成した。トップチューブがないほかは、ドロップハンドル、変速機、ブレーキ、タイヤ、ペダル、サドルなどは入門用ロードバイクと同程度の製品を装着した。 8月初めにインターネットで購入希望者を募ると、20日ほどで30人に達した。「こんな自転車が欲しかった」「妻と一緒にサイクリングができそう」と歓迎する声が寄せられ、試走した人から「乗り心地がとてもよい」と絶賛されたという。 販売開始は12月ごろを見込む。アルミ製フレームの1サイズで男女兼用。サドルの高さを簡単に変えられ、荷台を付けることもできる。価格は5万5千円(税込み)。変速機などの機材を高級化することも可能だ。有元社長は「ロードバイクをあきらめていた人たちに乗るチャンスが広がる画期的な自転車。ぜひ、試してください」と呼びかけた。 https://digital.asahi.com/articles/ASM8X6RP0M8XPIHB01J.html?iref=pc_ss_date この記事を英語で読みたい方は、こちらをご参照ください: https://www.j-abc.com/blog/easy-to-mount-road-bike-built-for-elderly-riders-in-japan
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