三菱商事は、コントラクター(ゼネコン)のCIMIC(名称変更前はLeighton)と新たなパートナーシップを締結し、キャンベラの路面電車(総工費8億豪ドル)への応札をはじめ、その他のプロジェクトについても応札を進める意向を持っているようです。
オーストラリア三菱商事会社社長の高田 光進氏は、「我々は、ビクトリア州での”The Victorian High Capacity Metro Train Project”に大変興味があり、またニューサウスウェルズ州のいくつかの鉄道プロジェクトにも興味がある。」と述べています。
また同氏は、「日本とオーストラリアの自由貿易協定が、日本企業にとってオーストラリアへの投資をより容易にし、また、競争力を持ったオーストラリアの商品やサービスを、日本国内へ販売促進することが出来る環境を作りだしている。」と述べています。
また、「日本とオーストラリアの2国間の関係は、これまでにない強固なものとなっている。日本とオーストラリアは、世界で急成長を続ける経済の入り口に立っている。」と述べています。
「このようなコラボレーションを通して、我々は、世界をリードしているPPP(官民連携)モデルのアジア展開を通して、公共のインフラプロジェクトへの競争性と革新性に関するソリューションを提供している。」とも述べています。
「PPPモデルは、日本にも輸出可能である。しかし、東南アジアなど急成長を続けている地域での展開も可能である。」と述べています。
また三菱商事の小島順彦会長は、「二国間関係は、アジア太平洋地域の安定と経済発展に絶対的に重要である。日豪自由貿易協定は、日本とオーストラリアの戦略的なパートナーシップを容易にし、様々な技術や商業上のコラボレーションを促進することによって、これまでの良好な関係をさらに強固なものとすることが今後可能となる。」と述べています。
http://www.theaustralian.com.au/business/companies/mitsubishi-eyes-rail-deals-in-nsw-victoria-reveals-partnership/story-fn91v9q3-1227495509485
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