朝日新聞によれば、メーカー各社は夏本番に向け、汗で効果が高まるなどの新機能を採用した商品を投入しているようです。
コーセーが売り出したのは、日焼け止めブランド「スポーツ ビューティ」の商品。激しい運動をしても、体の動きとともに日焼け止めの膜が肌にフィットする成分を採用。汗をかいても紫外線カットの効果を持続させる機能も備えました。その名の通り、スポーツ好きの人たちを中心に販売を強化していくといいます。 資生堂は、日焼け止めの人気ブランド「アネッサ」に、「汗を味方に」とうたった新技術で6商品を投入。汗をかくと日焼け止めの効果が薄れるというこれまでの常識を塗り替え、汗が加わることで日焼け止めの成分が均一に広がる仕組みで、防御効果を2割高めることができたといいます。 開発担当者は「汗をかいてもセットがくずれない整髪剤の技術を応用した」と話しています。汗や水に弱い、という日焼け止めのイメージを払拭(ふっしょく)したい考えです。 経済産業省によると、2015年の日焼け止めの出荷額は約500億円で、10年前の約2倍に増えました。一般的に日焼け防止の「効き目」を示す数値として、紫外線の波長ごとに「SPF」や「PA」があります。かつては各社はこの数値を高めようと競いましたが、高いほどベタつきやすいなどの課題もありました。最近は最高値でも、つけ心地のよい商品を増やしています。 日焼け止めの進化は大人向けだけではありません。花王は子ども向けに新商品「ビオレ さらさらUV のびのびキッズミルク」を売り出しました。同社の調べによると、小学生以下の子どもに日焼け止めを日常的に使う世帯の割合は、07年の13%から14年は21%に増加。「女性向けの市場が頭打ちのなかで、ターゲットを外遊びなど紫外線を浴びる機会が多い子どもに広げた」と担当者は話しています。紫外線を吸収する成分が肌に直接触れないように小さなカプセルに包む新しい技術を使い、子どもの肌への影響を気にする保護者らにPRしています。 http://digital.asahi.com/articles/ASJ5R551MJ5RULFA01S.html この記事を英語で読みたい方は、こちらをご参照ください: http://www.j-abc.com/blog/-new-advanced-sunscreens-produced-in-japan
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