The Australian Financial Reviewによれば、メルボルンの南東部で、オーストラリアで電気と水を効率良く利用した、新しい住宅プロジェクトが始動するようです。Villawood Properties(土地開発業者)とSouth East Water(水道局)が共同で進めているプロジェクトで、今月から販売を開始します。
民間の開発業者と水道局という官民のコラボで、プロジェクト名はAquarevoといいます。総工費が2億6,000万豪ドル、メルボルンの中心部から35kmで、42ヘクタールあった浄水場の跡地に460区画の宅地開発を行います。 建設予定の住宅は、屋根にソーラーパネルを取り付けてエネルギー消費を削減するとともに、雨水と高品質のリサイクル下水を利用することで最大で70%の飲料水の需要を削減することを目指しています。 また、すべての住宅には、充電可能なバッテリー技術を導入し、電気自動車への充電ポイントも設置する予定です。 VillawoodのダイレクターであるRory Costelloe氏は、「我々は、このプロジェクトが効率的な官民コラボのモデルとなると信じている。」と述べています。 今月末までに最初の50区画の販売が開始される予定で、価格帯は土地と住宅のパッケージで50万豪ドルからとなっているようです。 それぞれの住宅には、スマート雨水貯水装置が装備され、気象局からのデーターを集めて、必要に応じて自動で貯水槽から雨水をリリースすることが出来るようです。また、その他としては、雨水を温水にしてシャワーや入浴、洗濯などに使用できる装置も装備されるようです。 住宅オーナーは、壁に取り付けられた装置によって、水とエネルギー使用量をモニタリングすることが可能で、この装置は、South East Waterによって開発されたもので、スマートフォンのアプリでもモニタリングできるようです。 South East WaterのマネージングダイレクターであるKevin Hutchings氏は、「水道局としては、住宅区画を売るというよりは、住宅産業における水における持続可能性を追求するという、同じ情熱を持った住宅開発業者と組むことを選択した。」と述べています。 http://www.afr.com/real-estate/residential/vic/australias-most-sustainable-housing-estate-launched-20161115-gspiiy この記事を英語で読みたい方は、こちらをご参照ください: http://www.j-abc.com/blog/-australias-most-sustainable-housing-estate-launched
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