日本経済新聞によれば、自動車各社が10月27日開幕の東京モーターショーで電動対応車両を前面に打ち出すようです。トヨタ自動車は航続距離を5割強伸ばした燃料電池車(FCV)のコンセプト車を出展。ホンダはスポーツタイプの電気自動車(EV)を披露する予定です。世界的に環境規制が強まる中、次世代エコカーで技術力を発信するほか、人工知能(AI)を組み合わせる動きも目立ちます。
トヨタは18日、東京モーターショーに出展するFCVを発表しました。コンセプト車の「ファイン―コンフォート ライド」は航続距離を量産型FCV「ミライ」に比べて5割強伸ばし、約1000キロメートルとする設計です。水素の充填時間は約3分。現時点で市販予定はないということですが、内装は自由な姿勢に調整ができるシートのほか、音声で道案内をする機能なども備えています。 FCVではバスの「SORA(ソラ)」も出展。2018年に発売予定で、東京五輪開催に合わせ、東京都を中心に100台以上の導入を目指します。トヨタは今年、FCV型バスを発売しましたが、ソラは居住性を向上したり、カメラでバスの周辺の歩行者などを監視できる日本初の機能を備えたりすることで安全性を高めているのが特徴です。 世界的に環境規制が強まる中、EVの出展も相次ぎます。スズキの「イー・サバイバー」は2人乗りの四輪駆動型EVのコンセプト車で、車体を軽くコンパクトにしました。ダイハツ工業が参考出展する商用EV「DNプロカーゴ」は女性やシニアが乗りやすいよう床を低くし室内高を1.6メートルに高くしました。日産自動車はEV「リーフ」をベースに開発したスポーツ車ブランド「NISMO」のコンセプト車を出します。 ホンダはスポーツタイプのEVのコンセプト車を世界初出展。欧州で19年に発売を予定する量産型EVのコンセプト車も披露します。 自動運転時代を見据えてAIを組み合わせて先進性を出す動きが増えているのも今回の東京モーターショーの特徴です。ホンダのスポーツタイプのEVはAIでドライバーの表情や運転の習性を分析し、運転支援につなげる機能を持ちます。 トヨタもAIを使い、ドライバーを支援するEVのコンセプト車を公開します。心理状態などを推定して支援が必要だと判断すると、自動運転モードに切り替わります。 三菱自動車のAI搭載車はユーザーの会話や行動を学習します。ドライバーとAIの会話で空調やワイパー、ライトなどを操作。会話の内容から好みに合うレジャースポットや飲食店を紹介します。 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22405510Y7A011C1TJ1000/ この記事を英語で読みたい方は、こちらをご参照ください: https://www.j-abc.com/blog/fuel-cell-electric-cars-to-grab-spotlight-at-tokyo-motor-show
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