The Australian Financial Review紙によれば、豪州での住宅購入希望者が、シドニーやメルボルンではなくブリスベンに注目していると、専門会社のCoreLogicが述べているようです。
シドニーとメルボルンでの住宅価格が、人々の住宅購入能力を上回る高額な状況となっており、現在ピークを迎えてきているという見方から、投資家の注目がブリスベンに変わってきていると、CoreLogicのTim Lawless氏は述べています。 また同氏は、「住宅投資家などは、現在、移民の成長率そして雇用の改善などに好感を持っていることから、ブリスベンに注目している。」と述べています。 オーストラリア統計局のデータによれば、クイーンズランド州における非雇用率は6月の6.5%から8月には5.7%まで減少し、これは過去18カ月間で最も低い水準となっています。 同氏によれば、「これまでブリスベンが、シドニーやメルボルンのように住宅価格が大きく上昇しなかった主な理由の一つは、雇用の成長がなかったことである。これまでは、あまり強い経済ではなかったが、変化してきている。」と述べています。 ブリスベンの住宅価格は、過去12カ月間で2.9%の上昇でした。一方で、シドニーは10.5%の上昇で、メルボルンは12.1%の上昇でした。 一方で同氏は、「(ブリスベンにおける)マンションの供給過多によって、投資家は慎重になっている。」とも述べています。 また、「ブリスベンは、未売却のマンション戸数が多いことから、シドニーやメルボルンに比べて高リスクである。建設ピークは昨年の12月に向かえており、現在は建設数が若干、減少している」と述べています。 CoreLogicの最近のデータによれば、投資家は主要都市を避けて成長が著しい郊外に目を向けているようです。 例えば、ニューサウスウェルズ州では、ニューキャッスルやレイクマッコーリーなどは、過去12カ月間で住宅価格が15.3%上昇しています。 ビクトリア州ではジーロング、クイーンズランド州ではサンシャインコースト、現在、最も人気のエリアのようです。 同氏によれば、「より多くの人々が、老後の住居もしくは休暇用の住まいに財産を投資しており、主要の大都市部では住宅価格が高騰しすぎて、投資することが出来ない状況となっている。」と述べています。 http://www.afr.com/real-estate/residential/brisbanes-slower-house-price-growth-lures-more-home-north-corelogic-says-20171003-gytsx6 この記事を英語で読みたい方は、こちらをご参照ください: https://www.j-abc.com/blog/brisbanes-slower-house-price-growth-lures-more-home-north
0 Comments
Leave a Reply. |
ニュースレター
配信登録 著者木名瀬 晴彦 アーカイブ
March 2021
カテゴリー
All
|
Getting Around
|