最近発表された建設指数によれば、1月に比べて7.4ポイント上昇して54.7ポイントとなり、2014年9月以降で最高の水準のようです。(指標については、50ポイントを超えた場合は建設活動が拡大し、50ポイントを下回るようであれば、建設活動が縮小していることを示します。)
特に一戸建ての建設と、これから一戸建ての建設を行う予約注文が増えており、また、道路や鉄道などのインフラ関連の建設も好調です。
一戸建住宅のみに関してみれば、建設指標は10.7ポイント上昇して60.9ポイント、建設予約については13.7ポイント上昇して63ポイントとなりました。
オーストラリアの住宅専門家によれば、オーストラリアにおける新築住宅建設は、もうしばらくの間は、このような状況で推移すると見ているようです。中層や高層住宅の建設は落ち込んでいますが、一戸建てに支えられている状況のようです。
エンジニアリング関連の建設指標については、11.1ポイント上昇して53.9ポイントとなり、新たな建設予約については、7.7ポイント上昇して51.1ポイントとなりました。
エンジニアリング関連では、資源以外の分野で、道路や鉄道といった建設活動が改善してきているようです。
昨年の11月に、オーストラリアでは、インフラ関連の建設活動が今後3年間の間に、住宅建設活動を建設費用の面で上回るであろうと予想されており、もしかしたら、もう少し早い段階でこのような状況になるかもしれないということです。
http://www.afr.com/real-estate/construction-grows-in-february-as-houses-engineering-offset-apartments-decline-20170306-gus49b
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https://www.j-abc.com/blog/-construction-grows-in-february-as-houses-engineering-offset-apartments-decline-in-australia