これらの試みに取り組んでいるのが、Mojo Power、 Greensync、EnerNOC、Reposit Power、PowerLedger、Powershopといった新規エネルギー企業です。
EnerNOCは、米国のナスダックの上場している企業で、デマンドレスポンス(卸市場価格の高騰時または系統信頼性の低下時におい て、電気料金価格の設定またはインセンティブの支払に応じて、需要家側が電力の使用を抑制するよう電力消費パターンを変化させること)によってオーストラリアの電力市場で、400~500MWの電力を供給することが可能となるために、デマンドレスポンスが利用できるように市場のルールを変えて欲しいと述べています。
電力メーターより末端のいわゆる「ビハインド・ザ・メーター」に蓄電池を設置して、電気料金の高い時間帯に送電網からの電力を使わないようにするといった調整をすることで、光熱費を節約するサービスについて、Greensyncは、来年の夏までに300MWの電力量におよぶ事業になる可能性があると述べています。Reposit Powerは、住宅に取り付けられる蓄電池によって、2020年までには大型発電所数基分の発電量を賄うことが出来るようになると話しています。Mojo Powerは、ビハインド・ザ・メーターによって500MWのVirtual Power Plant(仮想発電所)が4年後にはできると予想しています。
http://www.afr.com/news/energy-upstarts-could-pack-power-of-big-coal-plants-20170406-gvex2q
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https://www.j-abc.com/blog/-australian-energy-upstarts-could-pack-power-of-big-coal-plants