The Australian Financial Review紙によれば、豪州国内の移住者が増加していることによって、クイーンズランド州の住宅価格が今後上昇して、シドニーとブリスベンの住宅価格の差が縮小すると予想しています。
2002年、ブリスベンの一般的な住宅の平均価格はシドニーの価格の41%でした。しかしその後、豪州国内でクイーンズランド州に移住する人口は増えて、2003年に40,000人となり、ピークを迎えました。 クイーンズランド州へ移住する人口が増えたことで、ブリスベンとシドニーの住宅価格の差が縮小し、2008年には、ブリスベンの住宅価格はシドニーの住宅価格の78%まで上昇しました。 CBREの専門家であるAlly McDade氏は、現在のブリスベンの住宅価格は、シドニーの住宅価格の43%となっており、これによってクイーンズランドに移住する人々が急増していると述べています。 Stocklandの分析によれば、同社のsouth-east Queensland communities(住宅物件)を購入している国内移住者の約2/3が、ニューサウスウェルズ州からクイーンズランド州への移住者であり、ビクトリア州は12%、南オーストラリア州が8%、オーストラリア首都特別地域が6%となっています。 同社の幹部であるAndrew Whitson氏は、「国内移住者たちが、手の届く購入価格で、高品質な新居を求めて、生活に必要なすべてのサービスが揃っているクイーンズランド州に関心を持つことは、驚くことではない。」と述べています。 また、「クイーンズランド州は、たくさんの機会を提供しており、このトレンドは2018年も続くであろう」と述べています。 Golden StateのJim Watson氏は、「典型的な例としては、シドニー西部の住宅所有者が、80万豪ドルの住居に、20万豪ドルのローンを抱えて生活をしており、この住居を売却してクイーンズランド州でビーチから2区画しか離れていない住居を40万豪ドルで購入し、庭の手入れをする企業のフランチャイズ権を8万豪ドルで購入、そしてローンが無くなり、初めて銀行口座に10万豪ドルの預金を持つことが可能となる」と述べています。 http://www.afr.com/real-estate/does-queenslands-immigration-rise-point-to-house-price-rebound-20180116-h0jh0q この記事を英語で読みたい方は、こちらをご参照ください: https://www.j-abc.com/blog/does-queenslands-immigration-rise-point-to-house-price-rebound
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