クイーンズランド工科大学(QUT)は、東京大学(UTokyo)の先端科学技術研究センター(RCAST)と、合弁プロジェクトの開発、共同学術および科学的活動を促進するための国際協力協定に調印しました。
UTokyoとのこの研究提携は、再生可能エネルギーの開発、特に将来の世界のエネルギー需要に対応するための次世代燃料の供給に焦点を当てています。 QUT学長のMargaret Sheil教授は、「QUTのInstitute for Future Environments (IFE)は、RCASTに類似した目的を持っており、特に水素のような将来の燃料と、再生可能エネルギーに共通の取り組みがある。」と述べています。 QUT IFEの Ian Mackinnon教授は、クイーンズランド州では、廃棄バイオマスや非飲料水などの天然資源を水素に持続的に転換することが、将来の国内市場にとって重要な発展であると述べました。 「これらのプロセスをさらに研究することで、高付加価値のクイーンズランド水素輸出産業の発展が可能になるだろう。特に、天然資源の限られた国々に水素を輸出することは、付加価値が高い。」とIan教授は述べています。 杉山正和教授は、最先端の太陽電池や化合物半導体の使用を通じて、太陽エネルギーを次世代燃料へ持続可能に転換することが出来るリーダーとして認められています。 最近では、杉山教授は、水から水素を生成するために電気分解を使用して、最高レベルの太陽光変換効率を実証しました。 太陽光発電技術を導入する条件が非常に良いクイーンズランド州での、これらの技術の統合は、より高いレベルの効率性の実現と、州の新しい輸出産業の確立につながる可能性があるようです。 Ian教授は、Trade and Investment Queenslandとその東京事務所、クイーンズランド州の再生可能エネルギープロジェクトを支えてきた住友電工に対して、両大学がパートナーシップを公式化するのを支援いただいたことに対しての感謝を意を示しました。 https://www.qut.edu.au/news?id=127841 この記事を英語で読みたい方は、こちらをご参照ください: https://www.j-abc.com/blog/qut-to-partner-with-the-university-of-tokyo-on-renewable-energy-projects
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