海外から多くの留学生が、オーストラリアの学校に来ています。特に中国からの留学生が増えており、国際教育が最近人気になってきているのが背景にあり、私達も、これがオーストラリアの教育産業にとって大きな市場になると信じています。
本日付のThe Australian Financial Review紙によれば、西オーストラリア州都パースの私立学校は、中国での教育サービス市場は、鉄鉱石市場よりも大きいと考えているようです。これは、連邦政府からの補助により、より多くのオーストラリアの学校が、世界第2位の経済大国を(ビジネス機会)として見ている表れとも言っています。 パースのSt Stephens(学校名)とメルボルンのHaileybury(学校名)は、中国で収入を得ることが、オーストラリアにおける自校の学費を下げる助けとなり、更に生徒に海外教育の機会を提供することが出来ると考えている学校の一部と話しています。 この両校の中国進出は、Andrew Robbオーストラリア貿易大臣が掲げる「オーストラリアの教育輸出は、10年以内に海外での生徒1,000万人を教育することが出来る」というビジョンと合致しています。 教育部門は、年間167億ドル相当で国内第4位の輸出産業であるが、年間の入学者数は100万人をかなり下回ります。 Haileyburyの北京キャンパスは、昨年9月に生徒200人で開校し、来年度には生徒数を倍増する予定で、最大収容生徒数は1, 200人で、年間$35,000の費用を見込んでいるとのことです。 この学校では、中国の伝統的な教育カリキュラムを提供しながら、9年生まで英語に重点を置き、最後の3年間は、ビクトリア州のVCEカリキュラムに移行するとのこと。 中国のインターネット会社のテンセント社の報告書によれば、中国の一次および二次教育市場は、年間2550億元(530億ドル)の価値があったことがわかった。 これは昨年度における中国への鉄鉱石輸出の570億ドルに比べると依然低い。しかし今年度の鉄鉱石価格の落ち込んでいるが、教育への出費は、約7%の上昇を見込んでいるとのこと。 一方で、オーストラリアの大学やTAFE(専門学校)を含む200以上の共同プログラムは、中国が外国のパートナーに対して(登録の)制限を導入したことが、プログラムの中国での登録を困難にしていると報告しているようです。 http://www.afr.com/news/policy/education/china-beckons-as-a-rich-market-for-australian-schools-20150329-1m39px
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