本日付のThe Australian Financial Review紙によれば、シドニーで先週末に開催された住宅オークションでの成約率が、予想以上に良い結果となったようです。一つの要因としては、住宅投資家がシドニー西部でお買い得物件を探していることによって、成約率が上がったことが挙げられています。
この時期は、通常、住宅オークション活動が盛んに行われないことが多いのですが、シドニーでは成約率が改善し、71.2%となったようです。232戸の物件がオークションで販売され、その総額(住宅価値)は2億4,180万豪ドルになりました。 しかし、Domain社のシニアエコノミストのAndrew Wilson氏は、「先週末のオークション成約率は良い結果となったが、今後も良い結果が続くことはあまり期待できない。成約率は70%を下回ると思われる。販売価格についても、上昇する要因はあまり見えない。」と述べています。 シドニー西部に限って言えば、先週末のオークション成約率は60%以上となり、1週間前の50%から大きく改善しています。理由として、住宅投資家がこの地域での投資機会を認識している結果ではないと述べています。 シドニーの都市部に近い地域では、northern beachesや東部地域で、住宅の販売で良い結果が出ているようです。 また、隣人同士が物件を共同で売りに出すケース出てきているようです。先週末は、4人の隣人が共同で物件を売りに出しました(総面積は4,000m2)。購入者は、既存の住宅を撤去し、新しい物件を建設するようです。 Ray White社のBrian White会長は、「このような動きが、シドニーにおける不動産の将来を示していると思う。住宅市場は冷え込んでいると言っている人が多いが、それはナンセンスだ。」と述べています。 メルボルンにおける住宅オークションの成約率も、74.7%に上昇したとのことです。 オーストラリア全体でも、住宅オークションの成約率は1週間前の66.9%から上昇し、70.5%となりました。ただし、オークション件数と売上げは、1週間前より下がったようです。具体的には、1週間前はオークション件数が1,174件で売上げが6億2,830万豪ドルでしたが、先週末は、オークション件数が759件、売上が4億5,000万豪ドルとなったようです。 http://www.afr.com/real-estate/investors-go-bargain-hunting-in-sydneys-west-20160424-goe279 この記事を英語で読みたい方は、こちらをご参照ください: http://www.j-abc.com/blog/-property-investors-go-bargain-hunting-in-sydneys-west
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