日本経済新聞によれば、パナソニックとNTTは映像や通信などを融合させた次世代情報システムの開発で提携するとのことです。両社が最先端技術を持ち寄り、スポーツ選手などが立体的に見える3次元(3D)映像の配信システムや、外国人観光客向けに様々な情報を母国語で発信する電子看板などを実用化するとのこと。2020年に開かれる東京五輪で開発した製品やサービスを披露し、世界に売り込んでいくようです。
パナソニックの津賀一宏社長とNTTの鵜浦博夫社長が来週初めに記者会見し、提携の概要を発表する見通しのようです。両社はいずれも東京五輪・パラリンピックの有力スポンサー企業。世界から注目される五輪で技術力の高さを示す狙いがあります。先端のハイテク分野で日本を代表する2社が提携することで、映像と通信の融合という成長分野における技術革新を加速させます。 例えば、スマートフォン(スマホ)をかざすだけで、外国人観光客がリアルタイムで周辺の交通や施設の情報などを母国の言葉で見ることができる電子看板を開発します。パナソニックが持つ高精細ディスプレーなどの映像技術と、NTTのデータ解析技術を組み合わせることで実用化が可能になるということです。 次世代の3D映像配信システムも開発するようです。3D映像の撮影・画像処理技術と高速通信技術を組み合わせて立体映像を映し出し、五輪競技のパブリックビューイングなどに活用できるようです。 さらに、視聴者側がカメラを選んで好きな角度から映像を見ることができるサービスをスマホ向けに展開するとのこと。五輪だけでなく、音楽コンサートなど各種のイベントでも利用でき、海外でも大型受注を見込めるようです。 パナソニックは映像機器や電子看板など五輪関連で累計1500億円の事業創出を狙うようです。すでにフランスの情報システム大手のアトスと、東京五輪に向けて監視カメラやディスプレーなど最先端システムを共同開発することで合意しました。 NTTと組むことで、映像配信など幅広いシステムを売り込めるとのこと。システムの使い勝手や技術規格などを統一することで世界展開しやすくする狙いもあります。NTTもパナソニックとの提携で最大の強みである次世代通信技術を使う製品やサービスが増え、海外での事業拡大も見込めるようです。 Ref:http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ10HQA_Q5A610C1MM8000/
0 Comments
Leave a Reply. |
ニュースレター
配信登録 著者木名瀬 晴彦 アーカイブ
January 2021
カテゴリー
All
|
Getting Around
|