The Australian紙によれば、マインドコントロール(思っただけで、筋肉等を動かさずに、操作などが出来るようになる)は、ほぼ実現できるところまできているとのことです。オーストラリアの元ニュースキャスターが、人が筋肉を動かさずにiPhoneやiPadsを操作出来る装置を開発したとのことです。
オーストラリア、クイーンズランド出身のピーター・フォード氏は、オーストラリアだけでなくアメリカでも活躍をした元ニュースキャスターです。 ピーター氏は、コンピュータープログラマーで、空いている時間などを使って神経などの障害で体が思うように動かせない人のために、新たな装置の開発に取り組んできました。 2005年以降、ピーター氏の会社Control Bionics社は、障害で動けない人の筋肉内部の電気信号を読み取り、文章を書いたり、コンピューター等を介して話たり、Eメールを操作したり、インターネットを利用したり、ゲームをしたりすることが出来るように、NeuroSwitchという装置の開発を進めてきました。 NeuroSwitchは、アップル社の装置で使うことが出来、麻痺などの障害を持っている人が、iPadsが使えるようになるということです。同氏は、「これは、人が機械と共存し、より良い世界の実現に向けた1歩だ。人がキーボードやマウスを介して出来ることは、人間の持つ神経システムを使わなくても、すべて出来る」と話しています。 このシステムの価格は、17,450米ドル(22,494豪ドル)で、オーストラリア、ニュージーランド、米国、イギリス、ヨーロッパの障害者に対して提供するということです。 アップル社は、スイッチコントロールというソフトを完成させ、これによりタッチパネルを使うことができなかった(上肢などに)障害のある方々も、初めてiPadなどを十分に利用できるようになりました。このソフトは、iPhoneやiPadsの画面上をカーソルが少しづつ移動し、タイミングを合わせて選択すると、自分が使いたいアプリを選択できます。この機能で、文字入力も可能です。利用者がONとOFFだけの少ない動作で、複雑な動きを行なうことが出来ます。 NeuroSwitchとスイッチコントロールの組み合わせによって、人が思ったことが体に伝えられる際の情報を読み取り、スイッチコントロールによって、使いたい機能(アプリなど)の入力に使えるということです。 iPhoneやiPadsは、筋肉を動かそうと「考えるだけ」で使えるようになり、まるで念力で使用しているような感じです。 Control Bionics社は、NeuroSwitchのインターフェースをMacのスイッチコントロール向けにリリースを開始し、来月には、iPhoneとiPad向けにも同様なバージョンをリリースするということです。 http://www.theaustralian.com.au/business/technology/marriage-of-man-and-machine-opens-new-world-for-disabled/story-e6frgakx-1227402951789
0 Comments
Leave a Reply. |
ニュースレター
配信登録 著者木名瀬 晴彦 アーカイブ
January 2021
カテゴリー
All
|
Getting Around
|