The Australian Financial Review紙によれば、シドニーのボンダイビーチにマンションを所有している投資家が、レント市場での取引をやめて、Airbnb利用し始めて10%の利益率を獲得しているとのことです。
シドニー大学からのデータによれば、旅行客などからの高い利益を求めている投資家によって、Airbnb利用が増えており、レント市場にも影響を及ぼしているようです。 実際に、シドニーの中心部および東部では、Airbnbにリストアップされている物件数は、レントの空き物件数よりも多くなっており、これらのエリアにおいてAirbnbは、レントの中間価格帯物件と価格競争力がある状況となっているとのことです。 シドニー大学からの資料によれば、Bondi、 Bronte、Tamaramaといった人気のビーチエリアを含んだWaverleyエリアでは、Airbnbで90日間以上利用可能なリストに挙げれらている物件数は821件で、レントの空き物件数は232件でした。 シドニー市においては、Airbnbにリストアップされている物件数は1,268件で、876件のレントの空き物件数よりも多くなっています。 また統計によれば、Airbnbの家主は、物件の利用率がレントに比べて低いにもかかわらず、レントと同じ程度の収入があるようです。 データによれば、WaverleyエリアにおけるAirbnbの家主の1カ月間の収入は、平均で2,947ドルで、レントの中間価格帯物件での1カ月間の平均収入2,920ドルとほぼ同じ水準となっているようです。シドニーCBDエリアでは、Airbnb家主の1カ月間の平均収入は2,866ドルで、レントの中間価格帯物件での1カ月間の平均収入は2,960ドルでした。 専門家によれば、シドニーの中心部の人気地域では、Airbnbが伝統的なレント市場における空き物件の供給を吸収していることは明らかのようです。 Airbnbを利用している家主の一人は、物件管理を行っているHeyTomを利用しており、HeyTomはゲスト予約から物件の清掃まですべて行い、家主は20%のコミッションを支払っているようです。ちなみに豪州のレント市場では、家主は不動産業者に通常は8%のコミッションを支払います。 http://www.afr.com/real-estate/residential/airbnb-landlords-take-rental-properties-off-sydney-market-20161124-gswfbz この記事を英語で読みたい方は、こちらをご参照ください: http://www.j-abc.com/blog/-airbnb-landlords-take-rental-properties-off-sydney-market
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