本日付のThe Australian Financial Review紙のよれば、豪ドル安により海外からの留学生からの収益が、2015年には13%向上し、オーストラリアの教育産業は、200億豪ドル規模に拡大したようです。
オーストラリア統計局は、水曜日に最新データを発表し、オーストラリアにおける海外留学生の総支出(授業料、住居費、生活費や娯楽費を含む)は、2014年の170億豪ドルから2015年は192億豪ドルに向上したとのことです。 オーストラリア国際教育協会のPhil Honeywood氏は、「統計局のデータは、海外からの留学生が、オーストラリア経済が、資源低迷で苦しんでいる時に大きな貢献をしていることを示している」と述べています。 輸出項目では、石炭と鉄鉱石に次いで3番目に大きく国内経済に貢献しており、サービス分野では好調な観光を引き離しました。 統計局の貿易データによれば、観光業も2015年は11%向上し、158億豪ドル規模になったとのことです。 連邦政府の教育省の調べでは、昨年の留学生数は前年比約10%増の65万人で、。このうち最多の27万人が学位など高等教育コースを受講しており、専門学校のディプロマコースなどを選ぶ生徒も14%増加し17万人に到達したようです。 連邦政府のRichard Colbeck国際教育大臣は、「豪ドル安が、海外留学生の数に大きな影響を与えている。オーストラリアに来る海外留学生の多くは、費用に敏感な国から来ており、より良い為替を考慮して、留学先を選んでいる。」と述べています。 Macquarie Graduate School of Managementのフリーノ学長は、経済学の分析により、豪ドルの価値と大学の留学生数には強い相関関係があると述べています。 同学長は、University of Wollongongの副学長に新たに任命され、豪ドルが対米ドルで10豪セント下落するごとに、留学生の入学者数は2%増加するとしており、今後11年のうちに、大学だけで留学生数は年間50万人に達すると予想しています。 ただし、2014年に14%、2015年に13%向上したオーストラリアの(国際)教育産業は、今後持続可能かどうか懸念する声も出ているようです。 http://www.afr.com/news/policy/education/education-revenue-soars-to-become-australias-20-billion-export-20160203-gmke3k この記事を英語で読みたい方は、こちらをご参照ください。: http://www.j-abc.com/blog/-education-revenue-soars-to-become-australias-20-billion-export
0 Comments
Leave a Reply. |
ニュースレター
配信登録 著者木名瀬 晴彦 アーカイブ
January 2021
カテゴリー
All
|
Getting Around
|