日本最大の航空会社である全日空が、オーストラリア便を再就航させるというニュースが入っていました。嬉しいニュースですね。
本日付のThe Australian Financial Review紙によれば、全日空は、シドニーと東京を結ぶ便を新たに就航させることが今週発表される予定とのことです。全日空が、オーストラリアに定期便を運航するのは16年ぶりで、豪州の観光業にとっては喜ばしいニュースですが、ライバル社のカンタス航空、日本航空との厳しい競争が見込まれています。 全日空は、今年の10月からシドニーと羽田を結ぶ便を毎日就航し、ボーイング787-9で運航する予定です。ただし、全日空の広報担当者は、この報道について、コメントを控えています。 今回の全日空によるオーストラリア便の再就航は、カンタス航空が今年8月からブリスベン-東京便およびシドニー-羽田便を新たに就航させ、日本との定期便を増やしたことに対応する狙いがあるようです。一方で、現在、日本航空はシドニー-成田便を毎日就航し、格安航空のジェットスターも日本から、メルボルン、ゴールドコースト、ケアンズに就航しています。 全日空は、ニュージーランド航空、ユナイテッド航空などと同じスターアライアンスのメンバーであり、一方で日本航空とカンタス航空はワンワールドのメンバーです。全日空が、同じスターアライアンスメンバーであるバージンオーストラリア航空とコードシェアをするかどうかは、不明です。現在、バージン社の日本向けのサービスは、シンガポール航空とのコードシェアで運航していますが、シンガポールでのストップオーバーに時間を要しているのが現状です。 全日空は、日本で最大の航空会社であり、今回のオーストラリア便再就航に関するニュースは、豪州の地元観光業に歓迎されています。オーストラリアへ日本からの渡航客数は、今年5月までの過去12カ月で、32万3900人と前年の同じ時期に比べて、0.1%減少しております。この数字は、1990年半ばの80万人を超える日本からの来豪者数に比べるとかなり低い水準となっております。 しかし、オーストラリアから日本への渡航客数は、年間26万7300人となり、前年の同じ時期と比べて22%上昇しているとのことです。これは、新たにジェットスターによって就航されたメルボルン-東京便、そして円安が主な要因ということです。 全日空の787-9型機は、ビジネスクラス、プレミアムエコノミークラス、エコノミークラスがあり、座席数が215です。 http://www.afr.com/business/transport/aviation/japans-ana-poised-to-return-to-australia-with-new-sydneytokyo-flights-20150712-gi9srq
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