本日付のThe Australian Financial Review紙によれば、ドライバーレスカー(自動運転車)の公道走行テストを、オーストラリアのアデレードで11月に初めて実施し、豪州での自動運転車の可能性が少しずつ現実味を帯びてきたようです。
試験走行は、車メーカーのボルボと、技術パートナーであるテルストラとボッシュのコラボレーションで行われる予定です。また、Australian Road Research Board(ARRB)が試験走行をコーディネートし、南オーストラリア州政府もサポートをするようです。 ARRBの代表であるGerard Waldron氏は、今回の試験走行は、オーストラリアで自動運転車が実現するのに必要な関心と資金獲得を促進することが目的であると話しています。 すでに市場に出ている多くの車には、自動駐車など、自動運転車に装備される機能が備わっています。Waldron氏は、「今後3年以内に、オーストラリアで自動運転車が走り回り、そしてさらに10年後には、ハンドルなしの自動運転車が大量に生産されると信じている。」と話しています。 南オーストラリアのJay Weatherill首相は、「試験走行は、南オーストラリア州がこの新しい技術の開発で、国内そして海外をリードすることができる素晴らしい機会である。そして、この新しい機会創出は、我々の経済のためにある。」と述べています。 試験走行は、オーストラリアのアデレードで11月7日、8日に行われ、ボルボのXC90が使用される予定です。 同じような試験走行は、すでに米国、イギリス、スウェーデンでも行われています。 今週初めには、トヨタがリードする企業グループが、米国デトロイトのミシガン大学での自動運転車の走行試験場の開発をするため、1,000万ドルを投資したようです。 自動運転車の市場に参加しているのは、トヨタとボルボだけではありません。アウディは、2017年に自動運転車A8高級リムジンを、そして日産は、2019年までに自動運転車を販売する計画を発表しています。フォードも、2020年までに完全自動化された車を販売する意向を示しています。 しかし、車メーカーは技術大手のグーグルとの激しい競争に直面しています。グーグルは、長い年月をかけて、自動運転車の開発に数億ドルを投資しています。 http://www.afr.com/technology/driverless-cars-to-hit-the-road-in-adelaide-test-20150721-gigzpm
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